社会人一年生として、社会になじむ訓練を受けていた。
平日はしっかり時間管理をされたうえで、社会人一年生が受けるようなE-learning教材を受講させられている。
これまでの人生で通ってこなかった道だし、これを逃したら今後一度も通れない道だから、いい体験だとは思う。
おかげで、研究漬けだった生活からかなり解放されている。
毎日実験を回したり、常に調べ物をしてたり、査読をしてたり、そういう生活から今だけでも解放されているというのは、結構貴重だと思う。
この二週間くらいだけでもすっかり「平和ボケ」してしまって、こうやって企業人は牙を抜かれるのかもなとも思った。
しかし、キラキラの新卒だからといって、分野から投げられる仕事が止まるわけでもなく、土日は普通に査読とかシンポジウム運営とかの仕事を片付けていた。
査読は今後しばらく、どんどん忙しい方向にしか行かないと思うので、できるだけ研究に対する体力を保って(できれば増強して)いきたい。
研究者として若手と呼ばれる間(大体35歳くらいまでかな)は、しっかり分野の仕事を引き受けて貢献していきたい。
それ以降どういう道に進むかは、またおいおい考えるとして、今は分野の仕事をこなすことが、一番良いキャリアにつながると思ってる。
学生生活を終えた今、次に自分がなりたい何者かは何者なのか、ちゃんと考える必要があるな。
規模の大きい会社に入ったので、新卒がいくつかのグループに分かれて研修を受けている。
先日、属しているグループのオンライン飲み会があったのでお邪魔してきた。
学部卒の人たちが話してるのを聞いたり、わちゃわちゃ雑談してると、どこか懐かしい楽しさを感じた。
何だろうなと思ってよく考えてみると、これは塾講師をやってた時に中学生と雑談してる時の楽しさに似てるんだと思う。
思えば、当時19歳くらいの僕と、15歳くらいの中学生たち、今は27歳の僕と23歳くらいの新卒の人たち、時間が経っただけで年齢差は同じ。
中学生向けの塾講師をやってた僕のコミュニケーションは、五歳下くらいの人たちに受けるようにチューンされていたんだと思う。
そんな気がした。
彼らが僕をどう思ってるかは知らないけど、縁ができた人たちには、どうか出世して頑張ってほしいと思っている。
オフィスの近くにあるレストラン街に行ってみた。
自分が出社することは今後ほとんどないと思うけど、オフィスの周りには美味しい食事処がたくさんあるようだった。
美味しいものを食べに、たまには出社してもいいかもしれない。
自宅の近くのランチも、全然開拓してなかったのでじんわりと探索してる。
近所の料亭がランチをやってるのがずっと気になってて、せっかくなので行ってみた。
想像以上に安く、おいしいランチが食べられたので、今後は週一で通おうと思った。
会社の福利厚生で物凄く不満だったことが一つだけあったんだけど、制度が変わって改善されるらしい。
結構家計に響く話なので、ありがたい限り。
社内の情報の見方が分かってきたので、自分の階級を調べてみた。
自分が思ってるよりも二つくらい高い階級で驚いた。
新卒でひとくくりにせずに、こうやって博士卒をちゃんと評価してくれてるのを見ると、まあ会社選びを間違ったわけではないんだなと思う。
(しかし、昇進するのが大変そうだなという別の問題が見えてきた)
Switchで買った新作カービィは、三面くらいやって放置してる。
たぶん今後やることは無いと思う。
驚くべきことに、何一つ刺さらなかった。
もう自分は、こういうストーリーが前面に出ていないタイプのステージ制のゲームを楽しめないのかもしれない。
一方で、来週発売されるパワプロ2022はものすごく楽しみにしている。
何なら楽しみすぎて、パワプロ2020を毎日のようにプレイしてる。
趣味嗜好がどんどんオジサンになっていくのを、最近強く感じている。