こんにちは、この記事は「ねおりんアドベントカレンダー」の三日目のやつです。
面白い話が思いつかなかったので、自分の体験談を話します。
自己紹介
学生。
去年まではMDアドベントカレンダーの席を埋めてました。
いまは奈良の大学院で座ったり立ったりしてます。
理転しようとした話
学部ではいわゆる文系として、英語教育とか言語学をやってました。
で、機械による言語獲得とかに興味がいったので、いわゆる理系である自然言語処理を修士でやることにしました。
一般に文系の人が理系分野に進むことを、理転と呼ぶような気がします。
自然言語処理は情報系なので、進学するためにはちょっとした数学とかプログラミング能力が求められました。
数学は高2の時に数2Bを受けて終わっていたので、学部三年のころから一年くらいかけて大学一年生くらいまでの数学を勉強しました。
プログラミングも必要なので、大学二年の終わりごろからJavaを初めていくつか物を作ったりしていました。
正直言って数学は苦手で、式変形とか見たくないし微分とか積分も暗記科目だと思って勉強してました。
プログラミングは結構楽しくて、かなり頑張って勉強した記憶があります。
まあ、自分が「理系」として入学すればある程度数学はできるようになるだろうし、プログラミングも強くなれるだろうと考えてました。
理転できてない話
修士課程に入学して二年目、あと数か月で卒業できる予定です。
この20か月くらいでなにか変わったか、ちゃんと理系に成れたかと問われると、全くそんなことはありません。
相変わらず数学は苦手だし、数式みるとつらいし、新しく学びたいとも思ってません。
自分が関心を持ってるモデルとか、アーキテクチャに関する数式は理解していますが、いま突然この式を微分してくださいと言われてできる自信はないし、一か月勉強してできるようになってくださいと言われてもやりたくないです。
できないなりにベイズ推論とか勉強してみてますが、わからん、なんもわからんって感じです。
プログラミングはpythonをやるようになって、使ってる分だけ成長してると思います。
でも競プロとかで使われるようなプログラミングはできません。
漸化式がいまだに理解できていなくて、動的計画法も自分で思いつけないし訓練しようという気にもならない。
研究は楽しいし、楽しめているのでご心配なく。
理系になれない
「理系になれない」とはどういうことなんだろう。
ここまで読んで、「理系はみんな数学/プログラミングに長けているとでも思ってるのか」という感想を持った方もいると思う。
まさしくそこが、僕の中での「理系になれない」を作ってるんだと思う。
僕にとって「理系」とは、数学がバリバリ理解できて、数式をスッとプログラムに落とせる人というイメージがある。
その理系と見比べると、いつまでたっても自分は理系ではないし、文系のままであるという考えになってしまう。
あまり人と見比べることはしないようにして生きているけど、たまにこういう気持ちになるので文字にして残しておく。
僕は僕のイメージする理系になれないという話。
さいごに
アドベントカレンダー、毎年何らかのエモを認める傾向にある。
そもそも文系、理系という括りで考えるのがよくないというのは自覚していて、いや俺は科学者なんだ、というスタンスを崩さずに今後も生きていきたい。
明日の担当はfaidra___さんで、何らかの怪文書を生成してくれます。