アメリカでの学会が終わって、帰路。
乗り継ぎ時間含めて26時間くらいの旅程で、出発前から憂鬱だった。
今回の出張先は徒歩圏内で楽しい場所がなにもないし、治安も悪いし、ずっと帰りたくて、でも帰るにしてもまる一日以上時間が掛かるし…と本当にずっとストレスだった。
最終日は、空港に移動する前に、ちかくにあるNational Museum of Nuclear Science & Historyという博物館に行ってきた。
ここは原子力関連の歴史や展示がある博物館で、日本人としては結構面白い場所だった。
特にヒロシマ・ナガサキ関連の展示は入ってすぐのところにあって、色々と考えさせられる内容だった。
実際の原子爆弾の模型とか、教科書でしか見たことがないようなものを近くで見られたのは結構良かった。
特に、博物館の外展示ではB29とか、他の爆撃機とかの実寸模型が置いてあって、なかなか迫力があった。
この博物館のためにわざわざアルバカーキに行く必要はないけど、行ったならついでに見てもいいかもしれない。
帰りはJFK経由。
夜中に出発して、4時間かけて明け方にJFK着。
この便はぜんぜん人が乗って無くて、自分は三列シートの真ん中で左右誰もいない、という状態だった。
まあ、夜だしずっと寝てたからあんまり関係はないんだけども。
乗り継ぎ空港のJFKからは電車で一時間くらいでマンハッタンに行けるんだけど、そんな元気はなかった。
深夜発のフライトで休めてなかったし、もう早くアブダビに戻りたくて仕方なくて、精神状態的にも観光する元気はなかった。
ニューヨークは、またいつか行く気がするし、今わざわざ頑張って観光しなくてもいいかな、というかんじ。
一緒の便で帰る学生さんと一緒に、ラウンジをはしごしてぐったりしていた。
JFK→AUHは、また13時間くらいのフライト。
アブダビに到着した頃には精神的にかなり参っていて、もうしばらく飛行機乗りたくないという気持ちだった。
乗り継ぎはダメだわ、向いてない。
AUHに到着したのは昼過ぎだったんだけど、明るい時間帯にアブダビに到着するのは新鮮だった。
日本からの直行日には基本的に真夜中に到着するから、いつも暗い中タクシーに乗るかんじ。
今回は家についたのも15時くらいで、ぐったり疲れてるけど、寝る時間でもないし、どうしようかな…と迷うくらいの時間帯だった。
ちなみに家に帰ってきたら、また部屋の電球が一つ切れていた。
ついこの前LEDに取り替えたばかりだったと思うんだけど、粗悪品を掴まされたのかもしれない。
いまひとつこの国での家のメンテナンスがよくわからない。
アブダビで結婚証明書類を作る必要があって、大使館からもらっておいた戸籍謄本の写しを証明機関に送付した。
これの手続きが終われば、妻の家族ビザ取得ができるようになる。
妻が来るのが6月末で、その1ヶ月後までにビザを取らないといけない。
なんとか間に合うだろうか。
日本にいる間に止まってしまったクレジットカードを再発行した。
4月の一番出費がかさむタイミングで止まってしまって、まるまる100万円分くらいのポイントを損してしまった。
本当に勿体ない。
まあ、それでも不正利用されて全財産なくなるよりはマシなので、不幸中の幸いということにしておく。
これでやっとクレジットカードも取り戻せて、いつもの生活に戻れる。