2019/08/26-09/01

札幌と小樽で開かれる二つのイベントのために、月曜日から土曜日まで北海道にいた。
北海道は初めて行ったんだけど、すごく涼しくてびっくりした。
なんも考えず東京と同じ気持ちで服を用意していったら普通に寒かった。
上下ともに七分丈ぐらいの服で臨んだんだけど、寒すぎて飛行機で着るために持って行ったカーディガンをずっと羽織ってた。
特に水曜日はめちゃくちゃ寒くて、途中で長ズボンを買おうと思うほどだった。
ただ、耐えられるレベルではあったので七分丈のまま頑張った。風邪ひかなくてよかった。

研究室のお金なのでケチる必要はないんだけど、微妙に気が引けたので飛行機は安いエアドゥを利用。
なかなかに機材がボロくてスリル満点だった。
離陸前に上映される安全のためのビデオが、本当にビデオテープで映像も音も乱れまくりだった。
完全に音も映像も聞こえない部分とかあったんだけど、ルール的に大丈夫なんだろうか。
古いから危ないとか、そういうつもりはないけど、ビデオ一つで離陸がこんなにも不安になるとは思わなかった。
特に直近で乗った飛行機がエールフランスの結構新しい機体だっただけに、大丈夫かこれという気持ちが強かった。

新千歳から札幌まで電車で一時間くらいかかって、北海道ほんまにでっかいんだなあってなった。
一つ目のイベントは若手の研究者が対象のシンポジウムで、合宿形式のものだった。
次の世代をけん引していくんだろうな、という強い人たちが中心になってイベントを作っていてすごいなあって気持ち。

合宿形式ということで三人相部屋で過ごしたんだけど、これが結構疲れた。
別に何か問題があったとかでもなく、各々好きなタイミングで寝て起きてってだけだったけど、なんとなく知らない人と同じ部屋で寝るのは気を遣う。

最近始めた研究内容を発表して、ためになるコメントをもらえて充実してた。
知り合いも増えたし、親睦が深まったという点でも参加してよかった。
ずっと話したかった人たちとも話せて、満足度が高い。

懇親会ではジンギスカンを食べた。
普段は羊をあんまり食べないのでいい機会だった。
食べてる時は気にならないし美味しく食べられる(癖の強い牛肉だなあ、くらいの気持ち)んだけど、ホテルに戻ってきて服を脱ぐタイミングでめちゃくちゃ羊臭くてつらかった。
冷静になると臭くて嫌だけど、ビールによく合う肉だなって感じ。嫌いじゃない。

後半のイベントは小樽で研究発表会。
こちらは聴講だけで、じっくりと人の発表を聞けて良かった。
色んな人がいろんな研究をやっているなという気持ちになれるのはもちろんだけど、なによりも人の研究を評価しながら聞けるようになってる自分の成長を感じられてよかった。
分かるようになってきたじゃん、ってのが自信になる。

小樽は安くてまともなホテルが少なくて、かなりホテル選びに苦労した。
札幌から三十分くらいで来れるし、旅行で来る人は札幌にホテルを取りそうなので、そもそも小樽はホテルの数が少ないんだと思う。
ビジネスホテルは一泊一万円前後からで、それ以下だとゲストハウスしか選択肢がないという状態。
ただ、前半のイベントが合宿形式で疲れるってわかってたので、ちょっと赤字でもいいホテルを取りたかった。
結局ドーミーインの一万円くらいの部屋に宿泊。正しい選択だったと思う。

北海道にいるということで海鮮をいろいろ食べて回った。
寿司とか海鮮丼とか、贅沢なものを毎食食べてた。
一食当たりの平均が二千円くらいで、かなり赤字な出張だった。
でもまあ、食に関しては満喫できたので良かったと思う。

海鮮以外にも食べたかったラーメンがあったんだけど、行くタイミングで悉くスープ切れ看板が出てて、結局行けなかった。残念。
イベントが終わった日の夕方に海を見に行ったり、小樽という街は結構楽しんだと思う。

一週間ずっと同じ分野の人と密に話していて、すごく楽しかった。
特に後半は修士でお世話になった先生や後輩たちとたくさん話したりできて楽しかった。
日々の研究生活とはまた別の刺激を得られるという点で、こういう出張は大事だなあっておもった。

これで夏の予定は一通り終わったので、来週からはまた地道に進捗を出そうと思う。
イベントでいただいたコメントも反映させて、12月に締め切りがある国際会議に間に合わせたい。

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