冬は終わった。
もう普通に昼間は暑くて、30度くらいが当たり前になってる。
外に出て肌寒いな〜と感じる瞬間もほぼないし、アブダビ的には春に突入したんだと思う。
短い快適期間だった。
ところで、このエリアで季節の話をしようとしたとき、アラブの春という政治的な用語があるせいで言葉を選ぶ必要がある。
うっかり「アラブの春がきた」、とか言ってしまうのが恐ろしい。
年末年始に日本に帰ってるタイミングで、マイナンバーカードを申請しておいた。
自分が出国申請した数日後に、海外転居者でもマイナンバーカードを保持できるようにルールが変わってたんだけど、自分は運悪くギリギリ没収されていた。
二ヶ月くらい経って、大使館からマイナンバーカード届いてるよ〜というメールが来た。
家から大使館は車で40分くらいかかるのでちょっと遠いし、マイナンバーカードを受け取るためだけに行くのも億劫なんだけど、受け取らないわけにもいかないので出向いてきた。
相変わらず大使館は人がいなくて、このエリアって日本人少ないんだな〜と思わせられる。
何にせよ、これでマイナンバーカードを手に入れたので、リモートで確定申告ができる。たすかる。
日本の大学で担当してる講義の試験が終わった。
採点期限がギリギリだったので、終わってすぐに採点して、とかなりいそがしかった。
プログラミングの授業なので、最終試験もコーディングを問題にしてるんだけど、もうChatGPTがすごすぎてどうしようもない。
リモートで試験をやる都合上、どうしても学生がChatGPTを使ったりインターネットで検索することを許可せざるを得ないんだけど(管理しきれないので)、生成AIに問題文まるまる投げて回答が出てくる世界観なのでどうにもならない。
生成AI対策ができる試験をどうやって作ろうかな〜とか、授業で使ってるサービスが終了しそうみたいな報告を受けてどうしようかな〜とか、いろいろ考えてたんだけど、来年度からは担当しなくても大丈夫みたいな話をもらったので一安心。
本来は常勤の大学教員が受け持つはずの授業だったんだけど、人手不足で急遽外部の自分に非常勤講師の役割が回ってきていた。
最初は一年だけという話だったのが、なんだかんだで三年やることになってしまっていた。
これまでは日本にいたからまだいいものの、今年度はアブダビにいるから時差もしんどいし、常勤の先生が見つかったならありがたい。
ちょうどサービスが切り替わったりするタイミングだし、良いタイミングでお役御免となった。
自分は本業がちゃんとあるので、副業の講義が一つなくなったところで経済的な打撃は少ないんだけど、これが非常勤講師を掛け持ちして生計を立ててる研究者だと大打撃なんだろうなあ、と思わされる。
僕は運良く工学分野で研究者をやってるので、(稼げるかどうかはおいておいて)生活に困ることは今のところない。
これが文学とかの研究分野だと、複数の大学で非常勤講師を掛け持ちしたりしてると思うので、本当に経済的なやりくりが大変だと思う。
実際に僕の学部時代の同期も、博士課程学生をしながら助手をしながら複数の大学で非常勤講師をしながら…みたいな生活をしているようで、本当にすごいなと思っている。
MacBookProのOSを更新してから、やや調子が悪い。
WiFiから何らかの原因で切断されたあとに、再度掴もうとしてハングアップしてるような症状が頻発している。
もう5年くらい使ってるマシンなので、ぼちぼち不具合が出始めてもおかしくない。
もしこのマシンがだめになったら、次は何を買おうかなあ。
MBPって高いから、結構財布へのダメージが大きいんだよな。
ラップトップ関連で、半年くらい前に落として液晶を壊してしまったDELLのPCも、修理に出そうかなという気持ちになってきた。
Windowsマシンが一つも手元にないのはやっぱり不便だし。
ひとまず日本のサポートに問い合わせてみたところ、日本では海外での修理は承ってない〜みたいな感じだった。そりゃそうか。
サービスセンターの方の話によると、日本で買ったマシンを海外で修理するためには、タグの付替作業とかいうのが必要らしい。
いわゆる輸出手続きが必要らしくて、とりあえず手続き申請出して2週間くらい待ってくれとのこと。
ちゃんと処理されるのか不安だけど、ひとまず申請して待ってみよう。
金曜日の夜は、シーシャを蒸しながら映画を見る時間を作っている。
今週はトゥルーマン・ショーを見た。
30歳になった主人公が、自分の人生が見世物だったことに徐々に気づいていく話。
ちょうど自分も30歳になるし、見るのにいいタイミングだと思った。
いまやインターネットが普及してるので、こんな大掛かりなドッキリみたいなことはできないだろうけど、映画が公開された2000年以前だったら、十分に現実味があったんだと思う。
この週末に映画を見るっていうのがかなり良い習慣なので、続けていきたい。