大学の1st semesterが終わった。
TAをやっている講義があって、講師陣が出した大量の課題をポスドクたちがひーこらいいながら採点していた。
採点自体が大変というよりは、他の仕事のあいまに採点作業が割り込んでくるのが厳しい、というかんじ。
もちろん学生さんたちはもっと大変で、いろんな講義で同時に試験やらレポートやらが課されるので、みんなぐったりとしていた。
話を聞くと、数学の授業では最後に三時間の試験があるとか言っていて、自分が修士の学生なら絶対に卒業できないだろうなと思う。
先週から風邪を引いてたんだけど、今週の前半までは咳と鼻水が残っていた。
たんが絡むというか、喉と鼻の奥に一枚膜が貼ったような感覚がずっと残っていて不快だった。
日本にいるときは毎年秋から冬あたりに副鼻腔炎の症状がでて、頭痛とか鼻詰まりに悩まされるんだけど、それとは別のしんどさがあった。
そういえば日本にいるときは(たぶん)花粉症から副鼻腔炎がひどくなって、冬の間しんどい思いをする、という事が多かった。
アブダビではあんまり花粉がとんでいないようで、副鼻腔炎っぽい症状は今のところないな。
今週はチームのボスの家に学生たちや関係者の日本人がわらわらと集まって、BBQをしたりシーシャを吸ったりという楽しいイベントがあった。
海が見える広いテラスで、椅子にどっかり座りながら煙を吸って日の入りを眺める、なんて最高なんだろうか。
人の家だけど、なんとも人生上がった気分を体験させてもらった。
我が家も(海は見えないけど)バルコニーがあるので、掃除して椅子とか置いて、コーヒー飲んだりシーシャ吸ったりするのに使いたいな。
もしアブダビに旅行に来るなら、どこかシーシャが吸えるお店に夜行って、一時間くらい煙をぷかぷか吹かすのも楽しいと思う。
週末にはADNOC主催のアブダビマラソンがあって、5kmだけ走ってきた。
知り合いに唆されて参加登録したんだけど、とても良い体験だった。
これのお陰で走る習慣ができたし、今後も走るようにして健康を維持したい。
アブダビマラソンは、本当に街全体を巻き込んだイベントっていう感じで、会場付近はめちゃくちゃ人がいて面白かった。
アブダビってこんなに人住んでたのかと思えるくらい人がいる。
交通規制もかなり本気で、駐車場を探すのに随分苦労した。
結局会場から3kmくらい離れた場所に停める事になってしまって、5km走るのプラスで往復6km歩く羽目になってしまった。
でもこれもいい経験かな。
走り切るとメダルみたいなのをもらえて嬉しい。
アブダビにいる間は毎年参加してメダルを集めたいな。
今後も走るようにして、来年はもうちょっと良いタイムで走るか、10kmに挑戦するかしてみたいな。
2日に一回でも30分くらい走ると、体の調子が随分良い。
よく眠れるし、頭も冴えるし、筋トレとかでは鍛えられない心肺機能がしっかりと活動している感じがする。
運動すると翌日体調が良いというのは、なんというか、少し老いを感じる部分ではあるけども。
大人たちが歳を取っていきなりジョギングとかウォーキングを始める意味が少しわかった。
アブダビマラソンを主催してるADNOCはUAE最大の石油系の会社で、ガソリンスタンドとかはほぼADNOC系列。
というか、ガソリンスタンドを指す単語としてADNOCと言う事が多い気がする。
会場もそこらかしこにADNOCのマークであるFalcon(鷲)がいて、金がかかってるな〜というかんじだった。
このイベントに向けて大学の近くの公園を夜に走って練習してたんだけど、その姿を同僚によく目撃されているらしい。
でも、自分としては走るのでいっぱいいっぱいで、その同僚を認識できていない。
もっとたくさん走って、余裕を持ちつつ5kmくらい走れるようになりたいな。
そういえば、大学近くの公園のマラソンルートはほぼ直線で、4kmくらい走るとその道を戻ってこないといけない。
仕事が詰まってる日は、歩いて戻ると結構時間がかかるので、日本で言うLOOPみたいな電動キックボードに乗ってスタート地点の駐車場まで戻ることも多い。
日本のLOOPみたいなサービスは、道路が狭いのもあってあんまり使いたくないんだけど、アブダビは人も車も少ないので乗りやすい。
最近初めて乗るようになったんだけど、結構快適で良い。
といっても、公園付近でしか乗ってないから快適に感じるのかな。
あんまり大きい道とかに出るのはちょっと怖い。
こっちの車はただでさえスピードを出すし、運転も荒めだし。