6月末に妻がアブダビに移住してくる関係で、家族ビザの手続きをしている。
手続きに必要とされている婚姻証明の認可手続き(Attestation)がずっと終わらず、仲介会社をつつき続けていた。
日本の戸籍謄本の写しを英語に翻訳して、それをUAEの外務省に認可してもらうという手続きだったんだけど、いつまで経っても仲介会社に預けた書類が帰ってこなかった。
もともと三営業日で手続きが終わると言われていたのに一週間で返って来ず、どうなっとんねんと連絡したら今週の月曜日に届くとのことだった。
しかし月曜日に届かず、再度どうなっとんねんと聞いたら、今度は水曜日に届くとのこと。
で、さらに水曜日にも届かず、だいぶ怒りを込めた連絡をして、木曜日にやっと届いた。
ずっと「配達パートナーに確認する」と言われて放置されていて、あまりにも不愉快だった。
まあ、とにかく認可済みの書類が手に入ったので、他の書類と合わせて大学の担当部署に家族ビザの申請依頼をかけた。
本来は自分で役所に申請を出さないといけないらしいんだけど、このあたりを職場で担当してくれるのはとてもありがたい。
これであとは待つだけ、やれやれ。
と思ったら、金曜日の午後に今度は大学の担当部署から「戸籍謄本の翻訳はアラビア語版が必要だ」と言われて、またげんなり。
先に言ってくれ。
とりあえず来週またアラビア語版を取りに行くかあ。
自宅の不具合がなかなか直らない。
寝室の電気の修理とシンクの水漏れをずっと直したいんだけど、メンテナンスが来ては、原因対応にパーツが必要だとか言ってリスケになってしまう(しかもリスケした日に来ない)。
結局毎回メンテナンス部隊に自分から連絡して、時間を別途指定して来て貰う必要がある。
とりあえず今週のメンテナンスで、電球周りの問題はすべて解決した。
あとはシンクの水漏れだけ。
車を買って半年なので、無料のメンテナンスに出そうと思った。
購入店では、メンテナンスを予約するとキャリアカーを出してくれて、自宅まで車をピックアップしに来てくれる。
ただ、ここでもまた予約した日にキャリアカーがやってこないという問題が発生した。
本当にこの国の人達はどうして約束した日に来ることができないんだ。。。とずっとイライラしていた。
書類受取にしろ、メンテナンスにしろ、約束した日は家にいないといけないので、ずっと職場に行けなくて本当に困った。
勘弁してくれ。
木曜日の夜からは、高校時代の友人がアブダビに遊びに来てくれていた。
五泊の予定で、ゆったりとアブダビを観光するスケジュール。
自分もせっかく仕事に一区切りがついたタイミングなので、車で色々と観光地を回ろう〜という感じだった。
来週の火曜日までアブダビに滞在してくれるので、この金土日は有名どころをがーーっと回っていた。
とりあえず、ルーブルアブダビ、グランドモスク、カスルアルワタンを見てもらったので、最低限は案内できたはず。
あとはドバイにもちらっと行って、ヤギいませんよという念押しをしておいた。
やっぱり海外旅行で、現地に日本人の知り合いがいて、しかも車を持っているというのはタイミングが良すぎる。
現地のタクシーとかで右往左往するという経験は削がれてしまったかもしれないけど、効率よく色々観光地を回るという点では、こうやって現地に住む人間を活用するのは結構重要なんじゃないかなと思う。
面識ある皆さんも、もしアブダビに興味があれば、ある程度アテンドできるのでぜひご相談ください。
数年で日本に帰ってしまうので、こんなタイミングは今だけです。
話を戻して、この友人は今回が初めての海外だったらしい。
個人的には、初海外がアブダビなのはとても良い選択肢だと思う。
抜群に治安がいいし、街もきれいだし、差別的な言動もほとんどないし、何よりもアラブ圏という日本とはかけ離れた異質な空間を体験できる。
あと、外国人が八割を占める地域というのもあって、自分を含めてほぼ全員がUAEにとっては外国人で、英語を話すハードルが低いのもよい(全員英語が適当なので、基本的に二語発話で乗り切れる)。
この時期であれば、(真夏のピーク前とはいえ)40度を超える気温を手軽に体験できるというのも良い。
なんでこんなクソ暑い場所に人間は住もうとしているんだ!という感じで、オイルマネーでおかしくなってしまった人類のクレイジーさを全身で感じることができるはず。
世界には暑すぎて、10分も外にいられない場所があるんだよというのは、面白い体験だと思う。
あとは、シーシャね。
日本でシーシャというと、イキリ大学生が薄暗くて狭いシーシャバーでお酒を飲みながらオラついてるような印象があるかもしれない(自分はあった)。
でもアラブ圏では、明るくて開放的な空間で、外をぼんやり眺めながら、コーヒを飲みつつ楽しむのがシーシャ、という感じ。
もちろん暗いところで吸うのが好きな人もいるけど、それはあくまでも一つのオプションであって、バルコニーとかの開放的な空間で吸うというのも一般的。
オラオラなイメージも真逆で、どちらかというとチルという感じだし、仲間とポコポコ吸いながらとりとめのない話をするというのは、UAEでの素晴らしい時間の過ごし方の一つだと思う。
今回来てくれた友人にもシーシャ文化を紹介してみたんだけど、楽しんでくれたようで良かった。
もちろんタバコだから無理強いはできないんだけど、もしアラブ圏に来ることがあれば、ぜひ昼間のカフェとかに入って、明るいテラス席でシーシャを蒸すという体験もしてみてほしい。
こんなに美しい時間はない。
ちなみに友人が帰国後に、今回の滞在についてブログを書いてくれている。
日本から初海外でアブダビにやってきた30歳のリアルな声は、かなり面白いと思うのでおすすめです。
繰り返しになるけど、もしアブダビに興味があれば、今だけは相談にのることができます。ぜひ。
(ちなみに、彼のブログ記事の最後にある写真があまりにも日産の宣材写真過ぎてとても良すぎ)