2024/10/07-10-13

ノーベル物理学賞にヒントンとホップフィールドが選出されていた。
自分もいわゆるAIに関わる分野で研究してるので彼らの名前は当然知っているんだけど、まさかノーベルほげほげ賞で名前を聞くとは思っていなかった。
ノーベル化学賞もAlphaFoldっていうAI系の技術に関連する研究者に渡っていたし、なにやらAIがめちゃくちゃ注目されているんだなという気持ちになった。
うちの大学の人たちも、まさかニューラルネットワーク関連でノーベル賞が出るとは思ってなかったので、驚きつつも盛り上がるという感じだった。

来週の頭に締め切りがある国際会議に向けて、論文をゴリゴリと書いていた。
数週間前にいきなり思いついたネタだったんだけど、なんとか実験を終わらせてちゃちゃっと論文にできた。
ややネタ被り的な論文が直前に出ちゃったんだけど、まあ衝突度合いは致命的じゃないし、問題なさそう。
こんな感じで、ゴリゴリと論文書いて業績を増やしていくのがポスドクの仕事かなという気持ち。
やっと今の研究チームの方針に沿った研究で一つサイクルを回せたので、ここから学生も巻き込んでどんどん研究を大きくしていきたい。

水曜日の夜から日曜日まで、妻が短期間アブダビに来てくれていた。
来年の春ごろ(結婚式の後)に休職してアブダビに移住してもらう予定なんだけど、いきなり移住だとハードルが高いので、一旦旅行としてアブダビを見てもらった。
アラブというとめちゃくちゃ治安が悪いような怖い印象があるかもしれないけど、全然そんなことないよ〜というのが伝わったかな。
家の周りは歩いて散歩できるし、スーパーも近いし、ショッピングモールもキレイだし。
日本と違うのは、車がないとどこにも行けないってところだけど、まあ田舎のほうだとそれは日本も一緒かな。
妻はずっと日差しが痛いと言っていて、そういえば自分もアブダビに来たばっかりのときは同じこと言っていたなあと思った。

こっちで借りているマンションは結構飛行機がうるさくて、どうしても気になって眠れないとかなら引っ越しも考えようかなと思ってた。
でも実際に過ごしてみると思ったよりも気にならないみたいで、とりあえずこの家で一緒に住んでも大丈夫そうという感じだった。よかった。

せっかく妻が来てくれているので、ドバイの方にも行ってみた。
自宅から車で一時間ちょっとなんだけど、ひたすら高速道路をまっすぐ進むとドバイに着く。
本当に真っすぐで、かなりつまらない道だった。これは一人で行くのは厳しい。話し相手が必要。
ドバイモールを散策したり、アップルストアのテラスから見えるブルジュ・ハリファを眺めたり、ドバイモールをつまみ食いして帰ってきた。
また移住したあとに来れるし、また今度じっくり見ようという感じ。
旅行だと、もう二度と来れないから旅程詰め込んで全部見よう!となるけど、いずれ移住するとわかっていれば心に余裕もでる。

他にも、シェイク・ザーイド・グランド・モスクっていうでっかいモスクにも寄ったんだけど、うっかりスリットが入ってるスカートを履いてきてしまって、中までは入れなかった。
こっちも、まあ移住したらいつでも来れるし、また今度でいいかという感じになった。
全体的に、UAEの雰囲気を薄っすら感じ取ってもらえる旅行になったのかな。

食事も壊滅的に口に合わないみたいなこともなさそうで、むしろ思ったよりも食べれるものがたくさんあると楽しんでくれていた。
食事とか水は口に合わないと本当に厳しいので、そこの問題がなさそうなのは安心。

入籍後に名前が変わってパスポートを更新して久しぶりの国際線に乗ってもらって…と、実際に来てもらうまでドキドキだったけど、なんとか無事にショートトリップを楽しんでもらえてよかった。

ところで、UAEではショッピングモールの屋外駐車場とかに車を止めると、洗車スタッフみたいな人が声をかけてくる。
日本みたいにガソリンスタンドに洗車機が有ったり洗車場があるわけではなくて、こういう人たちに依頼して洗車をするのが一般的みたい。
車を借りて一ヶ月以上経って砂まみれだったので、洗車をお願いしてみた。
25ディルハム(1000円くらい)と、人に洗車してもらうには随分安くて、結構ピカピカにしてもらえる。
これはとてもありがたいので、今後も定期的にお願いしよう。
それにしても、この国の屋外作業(清掃とかデリバリーとか)って仕事の単価が低すぎて心配になってしまう。
どれも、想定してる金額の半額以下で引き受けてくれるし、これといって手抜き作業ということも無いので(日本に比べたらそこそこだけども)、もうちょっと取ってもいいんじゃないかなあ、と思ってしまう。優しすぎるのかな。

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