2020/09/28-10/04

大学は後期の授業が始まった。
といっても博士課程は特に授業が苦しいわけではないので、必修科目をいくつかと、興味のある授業を適当に取ってみた。

企業との共同研究で特許を書いてもらうことになって、それ以来知財に興味が出てる。
研究室に特許庁に所属している方もいて、そういう話を聞いてるのもあって知的財産周りはちゃんと勉強しておいて損はないなと思った。
とりあえず、修士の学生向けの知財入門っていう授業を取ってみた。
正直言ってこの辺の話は全く何も知らないので、最低限の知識は身につけたい。

中学生のころに音楽を始めて、著作権とかに興味を持ってた頃があった。
当時は著作権を学ぶなら法学部に行って弁護士になるのが良いと思っていたけど、今になって手の届くものを見渡すと弁理士の方が良かったのかもしれない。
むかし興味があった事柄に、遠回りしてたどり着く感覚は伏線を回収している感じがして良い。
研究と知財両方知ってると強そうなので、ちまちまと勉強してみようと思う。

研究がじんわりと切羽詰まってきたこともあって、作業時間がグングン増えている。
これはよくない兆候で、このまま12月くらいまで走り抜けるとまた燃え尽きが発生すると予感している。
週に一日は完全にフリーな日を作らないと燃え尽きは免れないし、ブレーキが壊れる前に意識して休みを差し込んでいこう。

夜は短し歩けよ乙女という小説を読んだ。
ドラッグストアでバイトしてるとき、夜のゴミ出しでダンボールを積んだカゴ車を推しながら施設内の本屋の前を必ず通ってた。
その時に店頭に平積みされていて、いつか読むぞと思ってたんだけど、三年以上たってやっと読めた。
恋する男性の心理の気持ち悪い部分が良く書けているし、最初から最後まで霧に包まれた見通しの悪い空間で寸劇を眺めているような感覚で読めたのでとても良かった。

国民年金の学特が却下になったので、まとめて支払ってきた。
住民税や年金でもりもりお金を絞られるようになってくると、いよいよ大人になったなと思う。
嬉しいような、寂しいような。

先週分に書き忘れたけど、学振は今年も駄目だった。
これでDC1、DC2、DC2の三連敗で、無事退場という運びになった。
ありがたいことに、今の研究室ではそれなりのお給料をいただいているので生活的には苦しくない。
それに修士で理転して研究をゼロから始めたにしてはまあまあ戦えた方だと思うので満足はしてる。
でもまあ、どうにかもぎ取ってみたかったとは思う。
くよくよしても仕方ないので、次の実績を積みに前進しようと思う。
失速するのが一番よくない。

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