C95「ハッカ放送」の翻訳を担当しました

冬コミ(C95)12/30に東ソ14bにて出品される「ハッカ放送」の翻訳を担当させていただきました。
こちらの宣伝も兼ねて、担当させてもらった経緯や感想について記事を書きます。

 

どんなゲーム?

canon(@sayumeki)さん率いるサークル300g_curry_riceが冬コミ(C95):12/30で出品するハッカドールとVtuberを題材とした二次創作ゲームです。
ハッカドールたちがVtuberの猫宮ひなた、名取さな、輝夜月とわちゃわちゃするというストーリーで、ゲームシステムとしてはバトルすごろくを基盤にしたRPGとなっています。

文面ではなかなか語るのが難しいので、動画をみてもらう方が早いかと思います。

チーフのcanon(@sayumeki)さんがトレーラーをTwitterで公開しています。

 

担当のきっかけ

さて、せっかく貴重な機会を頂いたので翻訳体験について書き留めておこうと思います。
コミケで出品されるゲームなのに翻訳?と思われた方もいるかと思いますが、チーフのcanonさんはアメリカの方で、サークルも英語圏の方が主体のようです。

そのためゲーム自体も英語メインで製作されており、英日翻訳が必要とのことでした。
300g_curry_riceが夏コミで出品したゲームを見るとこちらも日本語対応しているようで、日本語へのこだわりを感じます。

翻訳のお話をもらったのは研究室の同僚経由で、あとはぽんぽんと話が進んで担当できることになりました。
同僚はアメリカ人でとても日本語がうまく、アニメの日英翻訳をしている方です。
僕自身、英文科出身ということもあり翻訳作業に興味があって、彼の作業を横から見るなどしていました。

そんななか紹介された今回の翻訳案件、非常に乗り気でcanonさんにコンタクトをとりました。
思いもよらぬ縁に感謝感謝という気持ちです。

 

翻訳作業について

ちゃんとした翻訳は初めての経験だったので、色々と新鮮でした。

学部時代に翻訳っぽい授業があり、そこで得た多少の知識と、同僚が翻訳している作業を横から見て覚えたテクニックを総動員して作業しました。

翻訳作業自体はスプレットシートを使ってオンラインに行い、完了したらビルドに反映してもらうという感じでした。
英語には多少自信があるのですが、やはり口語になると知らない言い回しがあったりして面白いなあと感じながら作業することができました。

センテンスレベルの翻訳は文脈があるのでやりやすいのですが、アイテムの名前などワードレベルの翻訳やフレーズレベルの翻訳には苦戦しました。
自分が覚えている意味を素直に当てはめていった結果、デモで見たときに画像とアイテム名が微妙に違うということもありました。

ただ、何度か翻訳を更新してチェックといったイテレーションを回させてもらったので、かなりこの辺りのミスはなくなってるかと思います。
スケジュール感のある作業はとても仕事という感じで、学生の僕には大変刺激的でした。

登場するキャラクターに関する情報を集めたり、動画を見てみたりと個性を最大限尊重しているつもりです。
ぜひお手にとってみてください。

 

canonさんは日本語も堪能ですが、基本的にこの仕事についてのやりとりは英語で行われました。
英語でしっかりメッセージを長期間にわたってやりとりするというのは久しぶりだったので、結構頭を使いました。

こちらがひねり出した3行の英語に対して、相手が10行くらいを一瞬で返信してくるなど、ネイティブとの差を感じることもできて大変によかった。
こうしたやりとりは続けていきたいので、今後も積極的に英語圏の方とお話するようにしたいと感じました。

 

最後に

翻訳についての体験談を淡々と書きましたが、こちらは冬コミ(C95)12/30に東ソ14bにて出品されます。
私はその場にいませんが、ぜひ足を運んでみてもらえると幸いです。

私が担当した翻訳はもちろん見ていただきたいのですが、なによりもゲームやストーリーが素敵でハッカドールやVtuberへの愛に溢れた作品になっています。
このあたりのジャンルに興味がある方、ぜひご覧ください!

 

今後も機会があればぜひ翻訳作業に関わりたいなと考えています。
もし英日翻訳が必要となった際には、Twitterとかでご相談ください。
(と、日本語で書いても仕方ないのだけれど)

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